利根川の水源域のひとつである群馬県赤城山で、従業員とOBなど35人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。昨年植林をした苗木の成長を確認すると、例年以上にススキが高く伸びて、苗木を飲み込みそうな勢いです。効率よく進めるためにススキ刈りチームと植林チームに分かれ、作業をスタート。ススキ刈りチームは、来春に成長するであろう笹にも目を配り、両方を刈り取って冬支度を整えます。植林チームは、木が育っていない場所を探し、苗木を植林していきます。次回の下草刈り時に一緒に刈ってしまわないよう、苗木に目印のピンクのリボンを結ぶと、まるでピンクの花が咲いたような雰囲気に包まれました。2時間かけて活動は終了し、皆で苗木が無事に越冬してくれることを願いました。
天竜川の水源域である「阿多古悠久の森」で、従業員とOBの14人が参加して、「水源の森」保全活動を実施しました。当日は朝から雨降りだったため、同行の指導者3人が現地を見て活動判断をすることにし、植林地へと出発です。到着すると雨は弱くなっていたので下草刈りから活動をスタート。1時間ほどで草刈りは終わり、次いで活動地に架けている橋のメンテナンスで、ワイヤーと滑車を使って古くなった丸太を撤去しました。午前中で雨がやまないため活動を終了。その後は森の中で、指導者による伐採した檜を使った北欧に昔から伝わる焚き火“スウェーデントーチ”の作り方講座が行われ、参加者は熱心に聞き入りました。
荒川の水源地区となっている埼玉県寄居町桜沢地区で、「水源の森」保全活動を実施しました。今回は従業員とOBなど30人と共に、地域の方々も一緒に参加して、イノシシや鹿の進入を防ぐ防獣ネットの補修と、遊歩道の整備を行いました。ベテランの参加者が多かったおかげで作業は順調に進んでいき、早いペースで予定内容を終えて活動を終了しました。最後は森林組合から森の現状について説明があり、森の大切さを再認識。参加者は今後の保全活動について思いを新たにしました。
利根川の源流である群馬県みなかみ町で、従業員とOBなど34人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。今回はかつて植林したヤマハンノキの間伐と、原生のブナとコナラの苗木を植林する作業を行いました。立ち入り禁止区域である国有林での活動は、間伐で木が切り倒される音や、植林のためにクワで地面を掘り起こす音が響き、幻想的な雰囲気に包まれます。この作業一つひとつが私たちの住む埼玉の水に変わるんだという気持ちが、疲れを忘れさせ、順調に作業が進みました。初参加は6人で、水を育む豊かな森林に触れて感動し、「こんな世界があるんだ。自然の大切さが分かった。」と話しました。
利根川の源流である群馬県みなかみ町で、従業員とOBなど40人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。最初に、私たちが活動する「みなかみの森」から、どのようにして生活用水が生まれていくのかの説明がありました。『今回の活動は下草刈りが中心ですが、皆さんが草を刈ることで、原生林のブナやミズナラに太陽の光が差し込むようになり、木々が健康に育ちます。健康な木は根を深く張り、土壌を育て、ゆっくりと水を蓄えていく。その水が少しずつ川に流れ出し、ダムに貯えられます。このように「水源の森」を保全する活動は大切な役割をはたしているのです』。 その後、参加者は森に入って下草刈りをスタート。想いをこめて草を刈り取っていく作業に取り組みました。また、森の水を蓄える奈良俣ダムも見学。貯水量が少なく、今年の水不足の実態を目の当たりした参加者たちは、節水への気持ちを強くしていました。
荒川水系の源流域である埼玉県寄居町桜沢地区で、従業員とOBおよびその家族43人に加え、地元の子どもたち所属の「緑の少年団」と地域の方々も参加して、「水源の森」保全活動を実施しました。今回は以前植林したエリアで、苗木の成長を妨げる下草を刈り取る作業と、イノシシや鹿の進入を防ぐために張り巡らされた防獣ネットの補修を行いました。参加者は以前に植林した苗木を確認しながら下草を刈り、からまっている草のツルまでハサミでていねいに除去していきます。この日はどんどん気温が上がり、暑さの中での作業になりましたが、順調な成長を願いながら、皆、汗を流しつつも爽やかな笑顔を見せていました。初参加者からは「また参加したいです」と、次回の活動情報を確かめている人もいました。
利根川の水源域のひとつである群馬県赤城山で、従業員とOBなど45人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。この日は、これまで植樹してきた木々の周辺の草を刈り取り、太陽の光が地面まで届くよう作業を行います。昨年12月に植えたばかりの小さな苗木のエリアでは、誤って草と一緒に苗木を刈ってしまわないよう、植林時に目印としてピンクのリボンを結んでおきました。今回はそれを頼りに周辺の雑草を刈ります。リボンが外れていることもあるため、草を刈り取る前に植林種のミズナラやカエデの葉がないか確認して、その都度リボンを結び直しました。地道な作業ですが、低い背丈の苗木を成長させるためには欠かせない工程。広い敷地を手分けして黙々と草を刈っていきました。
天竜川の水源域である「阿多古悠久の森」で、従業員とOBの14人とその家族や知人など、21人が参加して、「水源の森」保全活動を実施しました。昨年の活動は2回とも雨に見舞われたために思うように作業できませんでしたが、今回は見事な晴天に恵まれ、まさに活動日和。さっそく間伐と除伐を中心に作業を進めていきます。木がメキメキと音を立てながら切り倒されていくダイナミックな間伐の光景に、初めての参加者たちは大興奮。さらに山中を通る生活道路周辺の枝打ちと下草刈りも行いました。昼食休憩では活動当初より指導しているスタッフから、元は光が差し込まない暗い森だったこと、何年も間伐を続けてきたことで今のような明るい森に変化し、鳥が運んできたであろう新たな草木も育ち始めていることが話され、活動を継続していく大切さが伝えられました。参加者は心地よい汗をかきながら、最後まで作業に集中していました。
多摩川の源流域である北都留郡小菅村の「ホンダの森」で、従業員やOBなど37人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。ここは、鹿による踏み荒らしの被害で最上部エリアの表土崩壊が懸念されることから、昨年5月の活動時に、小菅村森林保全地として初の全長300mものエリアネットが設置されています。それから1年が経過し、今回改めて確認したところ表土の回復が見て取れたため、今回は新たに400mのネットを追加で張って保全区域を広げることにしました。ネット張りは急な斜面での作業が続くため苦戦を強いられましたが、安全第一で何とか予定通りに完了できました。