利根川の水源域のひとつである群馬県赤城山で、従業員28人とOBなど総勢45人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。前日はみぞれが降る悪天候で開催が危ぶまれましたが、当日は見事な快晴に。雲ひとつ無いさわやかな青空の下で、今回は苗木より高く育った下草刈りと、コナラやケヤキなどの新たな植林作業です。植えた苗木にはピンクのリボンを結び、下草刈りの際に誤って刈り取らないよう対策を施します。下草は2時間かけて丁寧に刈り取り、すべての苗木に日光が届くようになって作業を終了しました。
多摩川の源流域である小菅村の「ホンダの森」で、従業員や家族、OBなど36人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。2005年に保全活動が始まったこの森では、植林をしても木の芽を鹿が食べてしまう食害が深刻でした。そのため植林した苗木1本1本にカバーをかぶせたり、広範囲にネットを張りめぐらせるなど様々な工夫を施してきたことで、森は順調な生育を保ってきました。しかし食害はなくなったものの、鹿の踏み荒らしによる表土流出がひどくなってきたため、今回の作業は"歩きやすくしっかりと土留めできる道づくり"です。活動当初に植林をするために地面を削ってつくった"簡易道"の崩れた地面に土留め板を渡して杭で固定し、整地していきます。道は殆ど崩れていたため作業は難航しましたが、手慣れてきたスタッフを中心に手際よく進め、誰もが納得する立派な道を完成させることができました。この森での森林保全活動は2018年度で終了予定。残り2回となった保全活動も充実したものにしたいという熱い思いで、活動を終了しました。
荒川水系の源流域である埼玉県寄居町桜沢地区で、従業員とOBおよびその家族43人と、子どもたちによる「みどりの少年団」と地域の方々17人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。今回は植林した苗木を育てているエリアの手入れと、イノシシや鹿などの進入を防ぐために防獣ネットを張る作業を行います。参加者はまだ小さな苗木を探し出し、からまる草のツルを切り落として、根元で伸びてきた草を刈り取っていきます。成長過程の苗木を傷つけないよう注意を払いながら、コツコツと下草刈り作業を進めました。その後は50mもの長さの防獣ネットを苗木エリアの周囲に張り巡らしていきます。慣れない作業でしたが全員で協力して隙間なく設置し、木の成長を助ける大事な作業を無事終了しました。
秩父盆地の「高篠峠」にて、従業員と地元のボーイスカウトなど約100名が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。高篠峠の一部は、埼玉県、秩父市、Hondaが協定を結び、保全活動を行う森として昨年の秋に植樹を行ったばかりの新しい山です。今回は昨年植樹したエリアの草刈りを行いました。作業には、全長1.5mもある大きな立ち鎌を使い、腰ほどの高さの雑草をザクザクと刈っていきます。ほとんどの参加者が立ち鎌を使うのが初めてでしたが、慣れてくると上手に立ち鎌を使い、雑草をどんどん刈っていきます。「鎌の切れ味が心地いい」「いいストレスの発散になる」など、参加者はみな汗を流しながらも楽しそうに作業をしていました。今回は多人数のため、約2時間で作業は終了。参加者からは「草を刈った跡を見ると、達成感が湧きますね」「自然の中で体を動かす活動は気持ちいい」といった感想を多く聞きました。今回参加して「水源の森」活動に興味を持った参加者も多く、今後の活動に活力を与える1日になりました。
利根川の水源域のひとつである群馬県赤城山で、従業員とOBなど31人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。草木がどんどん成長するこの時期は、苗木の周囲の草を刈り取って、太陽の光が苗木まで届くように植林地の手入れを行います。今回は5人が初参加で、皆で協力して広い植林地すべての下草刈りを行いました。活動後は森の中で、立ち枯れた木々を見ながら環境問題についてのレクチャーが行われます。初めて参加した人たちからは今回の体験で「森を守る大切さを実感しました」「もっと活動に参加していきます」などの声が聞かれ、環境への思いを新たにしたようでした。
多摩川の源流域である北都留郡小菅村の「ホンダの森」で、従業員やOBなど26人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。今回は植林地である山の傾斜面に、土砂流失を防ぐための横道を新たに造ります。皆で協力することで作業は順調に進み、早いペースで予定していた横道を通し終えることができました。完成した横道はみんなで歩いてみて、これまでの注意を払いながら斜面を移動するのとは違う、快適さを実感。また、土砂流失の防止によって山林の強度があがることも説明されました。最後は小菅村役場から森の現状について説明があり、森の大切さを再認識した参加者は、今後の保全活動について思いを新たにしていました。
天竜川の水源域である「阿多古悠久の森」で、従業員とOBなど17人が参加して「水源の森」保全活動を実施しました。この日は朝から清々しい青空。活動地の森林に到着した参加者は、まず大きく深呼吸をして森の空気を体内に取り込みます。今回は間伐を中心に行うことで、日差しの差し込む明るい森づくりを目指します。急な山の斜面での活動なので安全第一を確認し合い、3人毎のグループに分かれて活動スタートです。成長によって密集してしまった森の木々を切り倒し、間引いていきます。徐々にペースをつかみながらチームワークよく作業を進め、午前中で想定以上の間伐を終えることができました。午後からは林道の周辺をおおう木々の枝を落とす作業に移行。「高枝切りばさみ」を使ってコツコツと枝を切り落としていき、安心して歩ける明るい林道に整備しました。晴天の暑い日でしたが、森を吹きわたる風は涼しく、参加者は心地よい汗を流しました。