Hondaは、ロボットづくりに自由な発想や独創的なアイデア、創意工夫が光るチームに「Honda賞」を贈呈している。今大会でHonda賞を受賞したのは東京都立産業技術高等専門学校荒川キャンパス(産技高専荒川)のチームだ。
「Fruits full 2(フルーツフルツー)」と名づけられたロボットの車輪はスポークのみ(リムが無い)かつ前後2輪ずつのホイール幅を変えられる構造を採用、角材の段差障害ではホイール幅を広くして安定的に早いスピードで乗越え、もう一つのロープ障害ではホイールの幅を狭めてロープがたるんだ最下部を狙って踏みつけて越えるという、他校のチームとは全く違うアイデアで唯一無二の機構を採用。このことがHonda賞受賞の大きな決め手となった。
ロープ越えに苦戦するチームも多い中、独特のモーションで難なくスムーズにロープを越えていく姿に、観客からは驚きと感動の声があがった。