本田技研工業(株)は、軽快で力強いスポーツバイク「ホンダ CBR600F」のカラーリングを変更し、1月13日より発売する。
このCBR600Fは、'87年より欧州・北米で、'92年より国内で発売を開始。'99年11月末で生産累計約31万台を突破し、特に国内では幅広いスポーツバイクを経験した大型二輪免許を所有するエキスパートライダーにあわせて「オールラウンド・スーパースポーツ」をキーワードに開発したモデルである。
今回、カラーリングは主体色をイタリアンレッドとし、ホンダの二輪車のシンボルであるウイング(翼)マークを車体側面に大きく配し、よりスポーティなものとしている。
販売計画台数(国内・年間)
350台
メーカー希望小売価格
798,000円
(地域希望小売価格の一例:北海道は20,000円高、沖縄は10,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
主な特徴
エンジンは、コンパクトで力強い出力特性の水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒・599ccを搭載。
排出ガス<HC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)>の低減に効果的な二次空気導入装置を内蔵。さらに新騒音規制に適合させた静粛性の高いマフラー(消音器)を装着している。
フレーム・足回りは、コンパクトなエンジン形状にあわせながら、しなやかさと剛性を高次元でバランスさせた軽量なアルミ製のツインチューブ・フレームを採用。最適な乗り味が得られるとともに、軽量・高剛性の大径(43mm)のフロントフォークと、放熱効果の高いリザーバータンク付きリアダンパーを採用。また、リアのスイングアームは、エンジンのクランクケースを延長し、フレームとクランクケースで支えることで、剛性を高め快適な乗り心地と優れた走行性能を両立させている。
ブレーキは、フロントには4ポット対向ピストンキャリパーの油圧式ダブルディスク、リアには油圧式ディスクを装備し、優れた制動フィーリングを実現している。
外観は、空気抵抗の少ないデザインとしながらも、キャブレターに外気を導入するダイレクト・エア・インダクションの導入孔を整然と配置するなど、徹底したエアマネジメントを追求している。
主要諸元
通称名 | CBR600F | |
車名・型式 | ホンダ・BC-PC35 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.060×0.685×1.130 | |
軸距(m) | 1.400 | |
最低地上高(m) | 0.135 | |
シート高(m) | 0.810 | |
車両重量/乾燥重量(kg) | 198/170 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃料消費率(km/L) | 31.6(60km/h 定地走行テスト値) | |
最小回転半径(m) | 2.9 | |
エンジン型式 | PC35E(水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・直列4気筒) | |
総排気量(cm3) | 599 | |
内径×行程(mm) | 67.0×42.5 | |
圧縮比 | 12.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 51[69]/10,750 | |
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) | 52[5.3]/7,500 | |
キャブレター型式 | VP64 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
燃料タンク容量(L) | 18.0 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1 速 | 2.833 |
2 速 | 2.062 | |
3 速 | 1.647 | |
4 速 | 1.428 | |
5 速 | 1.250 | |
6 速 | 1.130 | |
減速比(1次/2次) | 1.822/2.687 | |
キャスター(度)/トレール(mm) | 24°00´/96 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17(58W) |
後 | 180/55ZR17(73W) | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(トラベル量:120mm) |
後 | スイングアーム式(トラベル量:120mm) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |