人材育成
キャリアへの取り組み
Hondaは、人間は「夢や希望を抱いてその実現のために思考し、創造する自由で個性的な存在」であると考えています。
今後も「強い意志を持って動き出そうとしている人」にパワーを与え、お客様や社会の期待を超える商品やサービスを生み出し続けていくために意欲ある従業員の成長を促し、支え、Hondaというフィールドで活き活きと輝くことを後押ししていくための自律的キャリア形成支援を展開していきます。
自律的キャリア形成支援
従業員が作成するキャリア計画をベースに、上司とともに目指すキャリアについて考える 2Wayコミュニケーションを強化しています。また、将来のキャリアを考える機会として、従業員の希望するタイミングで受講できるキャリア研修やキャリア相談を導入・拡充しています。
上司・メンバー間のコミュニケーション (2Way)
従来Hondaで大切にしてきた、本人と上司が自己と上司評価の相違点や今後の方向性を話し合う「2Wayコミュニケーション」を更に強化し、会社およびマネジメントが自律的なキャリア形成を支援していく風土醸成に取り組んでいます。
具体的には、以下2点を重点的に強化しています。
コミュニケーションのベースとなるマネジメントと本人の更なる信頼関係の向上
- 質の高いコミュニケーション
- 過去の経験や成長の深掘り
- 成し遂げたいことや目指す姿の共有
自律的なキャリア形成を支援する2Wayシートへの改定およびコミュニケーションの進化
- 価値観/成長実感の確認
- 将来のキャリアプランと、その実現に向けた意識・行動
- 上司からのアドバイス
年代別のキャリア研修
従業員が自律的にキャリアを描けるようになるために、年代別にプログラムを構築しました。2021年度に50代を対象とした研修を開始し、2022年度からは全年代に対して展開しています。
目的
- 先の見えない時代に自分らしいキャリアを実現していくために役立つ考え方を学び、今後のキャリアを描く
- 環境変化に合わせて自身の貢献領域を柔軟に拡大、変更していける可能性に気づき行動したいと思えるようになる
プログラム内容
- 講義とグループワーク
- 7時間/日のグループ集合型 (オンラインLive形式)
実績
開催回数:2022年189回、2023年119回
参加者数:2022年9,930名、2023年4,557名
キャリアコンサルタントとの個別相談 (キャリア相談)
Hondaでの多様なキャリアを全ての従業員が主体的・自律的に歩めるよう、個別相談を行っています。相談員は国家資格キャリアコンサルタントを保有しており、キャリア自律にも関連する、育児や介護との両立支援、職場でのコミュニケーション、働き方など個人に寄り添った幅広い支援を行っています。
目的
- 自身のキャリアの迷い・悩み・考え方を、第三者のキャリアコンサルタントに共有・相談する
- 過去の自身のスキル・経験・価値観から、自己理解を深め、改めてキャリアの方向性や気持ちを整理する
- 自身が目指すキャリアの目標を設定し、達成に向けたプランを明確にする支援
内容
- 60分の対面/オンライン形式での個別相談
- 希望制(手挙げ式)
実績
参加者数:2023年度1,600名
「共通能力」の策定と、自己選択型学習プログラムの導入
従業員が社内外で通用するプロフェッショナルとなるために、ビジネスパーソンとして求められる「共通能力」 を設定しました。共通能力ごとの伸長・研鑽のポイントを記したガイドブックや、e-Learningコンテンツなどを展開し、主体的・自律的な取り組みを支援しています。 また、2021年度に導入した学習管理システムについては、より学びの機会を広げるとともに、能力開発状況を可視化できるワンストッププラットフォームへと進化させていくことを予定しています。
能力開発の体系