Honda陸上競技部に、男子陸上短距離種目で活躍する栁田大輝選手(東洋大学4年)が2026年4月1日に入部することが内定しました。
栁田選手は、100mで自己ベスト10.00秒(日本歴代5位タイ※)の記録を持ち、ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会(以下、世界陸上)で男子100m準決勝進出・4x100mリレー5位入賞、今年9月に開催された東京2025世界陸上の4x100mリレーでは6位入賞を果たすなど、学生時から世界を舞台に実績を残している日本トップレベルの短距離選手です。
栁田選手はHondaの従業員として入社し、日本記録・アジア記録の更新、そして世界大会でのファイナリスト、メダル獲得を目指します。
Hondaは長きにわたり、マラソンや駅伝をはじめ中・長距離種目を専門とする陸上競技部の活動を続けてきましたが、このたび、短距離種目で世界を舞台に戦う栁田選手をHonda陸上競技部の一員として迎え入れ、共に世界へ挑戦していくことを決定しました。短距離選手の入部は43年ぶりとなり、中・長距離選手とお互いに刺激し合うことで、世界の舞台で表彰台を狙える選手を輩出することを期待するとともに、引き続き日本陸上界の発展に貢献することを目指します。
Hondaはこれからも「スポーツ活動を通じて挑戦する人々を増やし、あらゆる人の人生を豊かにする」というビジョンのもと、夢の実現に向けてチャレンジするアスリートを応援していきます。
2025年12月4日時点
栁田大輝(やなぎた ひろき)選手 プロフィール
生年月日:
2003年7月25日(22歳)
出身:
群馬県
経歴:
東京農業大学第二高等学校 – 東洋大学
自己ベスト:100m 10.00秒
(2025年8月 Athlete Night Games in FUKUI)
※日本歴代5位タイ(2025年12月4日時点)
主な実績
2025年
- 第20回世界陸上競技選手権大会(東京2025世界陸上)男子4x100mリレー 6位入賞
- 第26回アジア陸上競技選手権大会(クミ2025アジア選手権) 男子100m 優勝
2024年
- 第33回オリンピック競技大会(パリ2024オリンピック)男子4x100mリレー 日本代表
- 天皇賜盃第93回日本学生陸上競技対校選手権 男子100m 優勝
2023年
- 第19回世界陸上競技選手権大会(ブタペスト2023世界陸上)男子100m準決勝進出、4x100mリレー 5位入賞
- 第25回アジア陸上競技選手権大会(バンコク2023アジア選手権) 男子100m 優勝
- 天皇賜盃第92 回日本学生陸上競技対校選手権大会 男子100m 優勝
栁田大輝選手のコメント
「このたび、Hondaに入社することになりました、栁田大輝です。『世界のHonda』の名に恥じぬよう、世界を舞台に戦い、世界大会のファイナリストを目指して、日々努力を重ねていきたいと思っています。来年度からの社会人としての競技シーズンに向け、これまで以上に気を引き締めてトレーニングに励みます。今後とも温かいご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします」
Honda陸上競技部監督 小川智のコメント
「43年ぶりに中・長距離種目以外の選手が入部することとなり、とてもうれしく思うと同時に新たな挑戦に心を躍らせております。栁田選手の加入により、チームのポテンシャルと強い個性をさらに引き出し、世界大会でメダルを獲得することが目標です。新たな夢も原動力に『存在を期待されるチーム』を目指してまいりますので、これまで以上のご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」
Honda陸上競技部の歴史
1971年に埼玉製作所(埼玉県狭山市)の従業員23名で発足。棒高跳の日本代表として活躍した高根沢威夫など、黎明期には数名の短距離・フィールド種目選手も所属していたが、1980年代からは中・長距離種目の選手のみで活動。栁田選手はHonda陸上競技部所属選手として43年ぶりの短距離選手となる。
[参考]
- Honda陸上競技部50年史(2023年発行) https://global.honda/jp/TrackandField50th/
- Honda 陸上競技部公式サイト https://global.honda/jp/sports/track/
- Hondaのスポーツ活動についてhttps://global.honda/jp/sports/