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熱クラック性能向上ブレーキディスクの開発

要旨

高速、高負荷での制動の繰り返しによる熱履歴でブレーキディスクに発生する亀裂寿命に対して、新しいブレーキディスク用鋳鉄材料を開発し寿命の向上を図った。ブレーキディスク用鋳鉄材料は、パーライト基地中に黒鉛が晶出した片状黒鉛鋳鉄であるが、この黒鉛の特性に注目し、晶出量と形状を制御することにより熱クラック性能を向上させた。材料設計としては、黒鉛化に重要な影響を及ぼすC量を3.5~4.0Wt.%とし、形状を連続、大型化するためにCaを適量添加することを特徴とする。その結果、熱亀裂寿命は現行量産材と比較して約4 倍となった。

参考文献

  1. 1)(社)日本鋳物工業会編、「鋳鉄の材質」、1962年、p.8
  2. 2)中江 秀雄、「鋳鉄の溶湯処理」、鋳鍛造と熱処理、1995. 1、p.3~9

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.8 収録 (178 - 185)

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引用情報

東 雄一, 中村 康治, 棚橋 努.
熱クラック性能向上ブレーキディスクの開発
Honda R&D Technical Review Vol.8 pp.(178 - 185)1996.
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