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超塑性成形法による二輪車用アルミニウム燃料タンクの開発

要旨

二輪車の軽量化のために燃料タンクのアルミニウム化を図る場合、プレス成形では各部の分割数が多くなり、充分に軽量化できない、製造工程が長くなるなどの問題点がある。一方、一部のアルミニウム合金では高温で超塑性を示すことが知られており、この特性を応用した分割成形部品の一体成形化が求められている。超塑性により成形能は著しく向上するが、同時に微細な空洞(キャビテーション)の生成による材料特性の低下、長い成形時間等の課題があり、実用化には至っていなかった。筆者らは、キャビテーションの生成と材料特性の相関を明確にし、燃料タンクとしての成形限界を明らかにすることにより、ABF(Aluminum Hot Blow Forming)法を確立した。この製法による軽量かつ低コストの燃料タンクは市販ロードレーサに適用され1994年9月より量産化されている。

参考文献

  1. 1)本間、北田:機能材料入門(下巻)、アグネ
  2. 2)超塑性研究会:超塑性と金属加工技術、日刊工業新聞社
  3. 3)松木、針山、時沢:日本金属学会誌、45-9(1981)、p.935
  4. 4)大塚、持田:“Al-Li-Cu-Mg-Zr合金の超塑性変形に伴う空洞生成”、軽金属学会、研究部会報告書、No.21(1989)
  5. 5)岩崎他:“微細粒超塑性7475 アルミニウム合金の空洞問題に及ぼす予備加熱の影響”、軽金属、vol.39、No.11(1989)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.8 収録 (160 - 168)

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引用情報

中川 昌彦, 小屋 栄太郎, 望月 信介, 中本 修平, 木村 静雄, 小杉 雅紀.
超塑性成形法による二輪車用アルミニウム燃料タンクの開発
Honda R&D Technical Review Vol.8 pp.(160 - 168)1996.
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