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二輪車のライディングシミュレータに関する研究 -ロールフリーとした4自由度の模擬運動について-

要旨

二輪車のシミュレータは、混合交通に対する初心者ライダの交通安全教育に寄与し、模擬的乗車体験が効果的にできると考えられる。シミュレータの開発にあたって、模擬車体のロール方向の動きを実際の二輪車と同様にフリーとし、模擬運動の再現手法と操縦性について主に研究した。直進路におけるレーンチェンジやスラロームのような比較的動きの小さな範囲では、実際の二輪車の運動を台上でほぼ実現できた。ライダは、実際の二輪車と同様な操作感覚でシミュレータを操縦できた。模擬車体の倒立に対するバランス感覚は、実際の二輪車らしさを現わす操縦感覚には直接結び付かず、むしろロールとヨーの連成した動きを作り出している操縦動作に、二輪車らしい感覚があった。従って、模擬的旋回走行が可能となるように、ロールの動きを最適に制御し、加減速の動きが体感できるように、ピッチングの模擬的動きを加えることで、二輪車のライディングシミュレータを実用化できることがわかった。また視野情報の距離感およびヨー方向の正確な表現は、操縦感覚を良くするための必要条件であった。

参考文献

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著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.5 収録 (156 - 167)

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引用情報

引地 東一郎, 櫛田 和光.
二輪車のライディングシミュレータに関する研究 -ロールフリーとした4自由度の模擬運動について-
Honda R&D Technical Review Vol.5 pp.(156 - 167)1993.
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