要旨
360°等間隔点火の4ストローク直列2気筒エンジンに対する新しい防振技術を開発した。この技術は、エンジンの1次振動に「振動中心」が発生するようにクランクのカウンターウェイトを設定し、かつ、エンジン振動の伝達を低減させるようにエンジンマウントを配置するものである。その防振効果は、回転バランサーを付加したエンジンに匹敵する。本稿では、まずエンジンの1次振動に「振動中心」が存在するための条件を求め、この振動中心の動きからエンジンマウントの配置を考察し、次いで、その防振性能を予測する。さらに、この技術を乗用芝刈機に適用した場合の振動低減の効果を述べる。
参考文献
- (1) F. F. Timpner: “Design Considerations in Engine Mounting”, SAE Paper 966B
- (2) 森田、野沢、新井:“横置きエンジンFF車のエンジンマウントと振動騒音”、自動車技術、Vol.36, No12, 1982
- (3) Marc Bernuchon: “A New Generation of Engine Mounts”, SAE Paper 840259
- (4) 清野、古沢、生熊:“エンジン直交懸架理論と二輪自動車への応用”、自動車技術、Vol.36, No.12, 1982
- (5) 富田:“二輪車の振動・騒音・乗心地とCAE”自動車技術、Vol.35, No12, 1981
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.4 収録 (107 - 113)
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引用情報
塩見 和之, 水口 博.
エンジンの移動振動中心を利用した防振技術
Honda R&D Technical Review Vol.4 pp.(107 - 113)1992.
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