高強度コンロッドボルトの開発

要旨

コンロッドボルトは、その大きさと重量がエンジン性能に影響するため、特にボルトサイズの小型化と軽量化が要求される部品である。ボルトにかかる負荷も高いため、通常は低合金鋼を熱処理し強度を高めて使用している。しかし、これらの低合金鋼では、強度が980MPaを超えると、強度を増すにしたがって遅れ破壊を生じやすくなるため、実用ボルトは強度区分12.9級を上限としている。著者らは、ボルトの高強度化と耐遅れ破壊性向上の両立を目的に開発に着手し、その結果、合金元素を改良することで耐遅れ破壊性に優れた鋼と、それを用いた14.9級の高強度コンロッドボルトを開発した。本ボルトは、1990年より二輪量産車のコンロッドボルトに採用され、ボルトの高軸力締結と小型化を可能とし、エンジン性能の向上に寄与している。

参考文献

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著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.4 収録 (98 - 106)

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引用情報

萩原 好敏, 村上 敦, 木下 豊隆.
高強度コンロッドボルトの開発
Honda R&D Technical Review Vol.4 pp.(98 - 106)1992.
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