要旨
2ストロークサイクルレーサ用エンジンにもA/Fを細かく制御できる電子制御燃料噴射システムの適用が望まれていた。排気圧力脈動を利用する高出力2ストロークサイクルエンジンは、排気圧力脈動の影響で着火時と失火時との給気比の変動が大きく、従来の4ストロークサイクルエンジンと同じ制御方式での実車走行は失火時の給気比回復に難があった。これらの問題を著者らは、基本吸入空気量をNE~θTHマップとして持ち、失火時の給気比変動に対する補正を低開度域は吸気負圧、高開度域は筒内指圧にて行うシステムを開発することによって解決した。また本PGM-FIには、大気温度、大気圧力、冷却水温度及び排気ガス温度による補正も織り込んである。
参考文献
- (1) R. DOUGLAS, G. P. BLAIR-Fuel Injection of A Two-Stroke cycle spark Ignition Engine, SAE 820952 (1982)
- (2) TADANORI SATO, MITSUSIGE NAKAYAMA-Gasoline Direct Injection A Loop-Scavenged Two-Stroke cycle Engine, SAE 871690 (1987)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.4 収録 (53 - 62)
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引用情報
草野 克之, 黒坂 斉.
2ストロークレーサ用PGM-FIエンジンについて
Honda R&D Technical Review Vol.4 pp.(53 - 62)1992.
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