F1ハイブリッドシステムの開発

要旨

2009年からF1世界選手権のレギュレーションが改定され,運動エネルギー回生システム(Kinetic Energy RecoverySystem:KERS)の使用が許可された.レギュレーションではKERSの駆動軸は後輪に限定され,出力は60 kW以下かつ1周あたりの使用エネルギーは400kJ以下と規定されている.Hondaは2007年夏から研究開発を進め,F1の特性に合わせた小型,軽量化を軸に高回転,高出力の直接油冷モータおよびモータ駆動用インバータユニットと電圧制御装置が一体となった水冷PCU(Power Control Unit),ならびに高出力密度リチウムイオンバッテリーを開発した.2008年4月に直線路での初走行,5月にはシルバーストーンサーキットにおいて他チームに先駆けて世界初となる実車走行テストをおこない,その優位性と高い安全性を実証した.

参考文献

  1. (1)中村聡,本橋康弘,早川修一:ウインドシミュレータ装置開発によるF1エンジン吸気事象解析,Honda R&D Technical Review, F1 Special (The Third Era Activities), p.90-95

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review F1 Special (The third Era Activities) 収録 (215 - 229)

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引用情報

吉田 将隆, 喜多 真佐人, 新 博文.
F1ハイブリッドシステムの開発
Honda R&D Technical Review F1 Special (The third Era Activities) pp.(215 - 229)2009.
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