要旨
アルミニウム材のスポット溶接性を向上させるべく電極劣化のメカニズムについて検討を行った。連続したスポット溶接の工程において、電極表面とアルミニウム材との間に合金相(θ相:CuAL2)が形成されることと、電極表面にアルミニウム材から移動してきたMgOが堆積することで、電極の変形と通電路の阻害が発生し、溶接性を著しく低下させることが明らかになった。これらにより、電極寿命を向上させるためには、電極材の導電率を高くし、電極先端に発生する熱を抑制することが重要であることが把握でき、併せて、各種溶接条件についても、同様な観点で最適な条件設定を導くことができた。
参考文献
- 1)R. Ikeda et al, Effect of Electrode Configuration on Electrode Life in Resistance Spot Welding of Galvannealed Steel and Aluminum Alloy for Car Body Sheets」 IBEC’95, 1995
- 2)熊谷 永田 難波 佐野、「アルミニウム合金のスポット溶接特性に及ぼすアルミナ分散強化銅電極材の影響」、伸銅技術研究会誌、pp.151-160、1992
- 3)松山、「直流抵抗スポット溶接での電極消耗特性と電極寿命」、溶接学会系構造接合加工研究委員会資料、1989
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.9 収録 (253 - 258)
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引用情報
矢羽々 隆憲, 林 登.
アルミニウム材のスポット溶接における電極寿命に関する研究
Honda R&D Technical Review Vol.9 pp.(253 - 258)1997.
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