CIVIC Hybrid用モータの開発

要旨

5人乗り乗用車燃費世界一をめざしたハイブリッドカーCIVIC Hybridの補助動力として,薄型DCブラシレスモータを開発した.そのコンセプトは,量販エンジンと量販車体を使用しハイブリッドカーを成立させる事であり,INSIGHTでは専用のエンジンと車体で構成したのに比較して,多くの課題があった.INSIGHTに対し車体が重いCIVICでは,動力性能の確保と減速時の回生エネルギーの増加に対応するため,エンジン排気量増加とモータ回生性能向上が必要である.しかし車体の全幅はINSIGHTと同一のため,回生性能向上に見合うモータ幅の増加を行う事はできない.そこで,モータの開発目標は幅を維持したままで性能向上を行う事とした.その達成手法は,トルク定数の増加と各部の損失低減を行う事である.具体的には,部品の機能統合による軸方向スペース確保によりステータ積厚を増加し,また新たな巻き線方法の採用により巻き線径とティース幅の拡大を行った.その結果,モータ幅を維持したままモータ回生トルク約30%向上と,実用域でのモータ平均効率約3%向上を実現した.

参考文献

  1. (1)福尾幸一,藤村章,斉藤政昭,角田和彦,瀧口士郎:超低燃費ハイブリッドカー「インサイト」の開発,HONDA R&D Technical Review, Vol.11, No.2, p.1-8 (1999)
  2. (2)脇坂岳顕,久保田猛,開道力:電磁鋼の最適選定による回転機鉄損の低減,電気学会 回転機研究会,99年126番

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.14 No.2 収録 (25 - 30)

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引用情報

小川 博久, 福田 健児.
CIVIC Hybrid用モータの開発
Honda R&D Technical Review Vol.14 No.2 pp.(25 - 30)2002.
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