要旨
現在,一般的に使用されているはんだはSn-Pb合金であるが,環境への配慮から,Pbを含まない合金が求められている.本研究はPbフリーはんだが従来のSn-Pbはんだの代替をできるかどうか,最初にはんだ接合部の信頼性の評価を行った.劣化モードとして,熱疲労,金属間化合物,クリープと振動疲労,イオンマイグレーションの信頼性5項目の評価を行った.PbフリーはんだであるSn-Ag-Cuはんだは信頼性評価で最も重要な熱疲労寿命に関して,一般的な使用温度環境では,Sn-Pbはんだより優れることが確認できた.次にSn-Ag-Cuはんだを製品として,キーレスエントリトランスミッタに適用し,製造品質及び耐久品質を満足することができた.
参考文献
- (1)森山正人ほか:電装部品におけるはんだ接合の信頼性,HONDA R&D Technical Review, vol.9, p.156-166 (1997)
- (2)大村淳一ほか:電装部品におけるPbフリーはんだ実装の研究,溶接学会Mate’2000, p.307-312 (2000)
- (3)日本規格協会編:マイクロエレクトロニクスの試験方法及び手順,日本規格協会,1987,東京
- (4)Jennie, S, Hwang:エレクトニクス・パッケージ用ハンダペースト,工業調査会,1991, p.283-309, 東京
- (5)大釜俊洋ほか:自動車環境下におけるPbフリーはんだ接続部の信頼性評価,HONDA R&D Technical Review, vol.12, No.1, p.137-144
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.14 No.1 収録 (131 - 140)
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引用情報
畑 恒久, 大村 淳一, 森山 正人, 渡辺 朝生.
電装部品におけるPbフリーはんだの信頼性とその応用
Honda R&D Technical Review Vol.14 No.1 pp.(131 - 140)2002.
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