高圧金型鋳造用ピストン合金の開発

要旨

多機種,多量生産される汎用エンジンのピストン材料として,DC鋳造用材料を開発した.これにより鋳造タクトタイムは大幅に短縮され,GDC鋳造法では実現出来なかった鋳造と機械加工工程とのラインの一貫化が図れ,製造コストの低減に寄与した.このDC鋳造用材料は,溶湯を金型へ高速充填し急速凝固させる事により,従来法と同等の材料硬さであるHRB65を示し,さらに短時間のT5処理を施す事により良好な高温耐久性を満足する.量産における材料特性の安定化のために多種の合金を試作し,材料強度,残留ひずみ,焼付き,凝固組織および実機耐久試験などの評価を行い,合金の配合組成を決定した.

参考文献

  1. (1) 鈴木卓,北條宏,井上聡,森山浩,藤永陽治:タイミングベルト内蔵型汎用OHCエンジンの開発,HONDA R&D Technical Review, vol.10, p.122-127 (1998)
  2. (2) Shiga, M., Nishida, T., Ryu, Y., Tugekawa, T., Higashi, K., Maeda, T.: Development of All Position-Operatable Small Four-Stroke Engine, SAE Paper 972104
  3. (3) 深井誠吉,竹内勝治,田中英司:ピストン用アルミニウム合金鋳物8種AおよびBの高温強度に関する研究,住友軽金属技報,Vol.4, No.4, p.17-42 (1963)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.13 No.1 収録 (175 - 184)

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引用情報

高崎 憲政, 吉村 祐子, 佐藤 和義, 杉本 幸男, 佐藤 貴紀.
高圧金型鋳造用ピストン合金の開発
Honda R&D Technical Review Vol.13 No.1 pp.(175 - 184)2001.
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