追突速度低減システムの開発

要旨

事故統計によるマクロ事故調査ならびにアンケート調査によるミクロ事故調査を行い,追突事故発生要因を探索し,それらをもとにシミュレーションにより事故解析を行った.その結果,日常運転の中で行う瞬間的な不注視による事故が多いことがわかった.このようなときに有効な事故回避支援システムの開発を行った.開発にあたり,警報効果を損なわないように警報発生のタイミングをドライバと干渉しないよう設定し,認知・判断の遅れを自動ブレーキによって補う構成とした.この自動ブレーキ作動の手法については計算および実機試験により検討し,通常のドライバ操作に干渉しない作動タイミングを設定し,ドライバの回避操作を支援する減速度の設定を行った.その結果,追突事故件数低減効果の高いシステムを構築することができた.

参考文献

  1. (1) 交通統計 平成9年版:(財)交通事故総合分析センター
  2. (2) シグナル,1997年10月号
  3. (3) George T. Taoka: Brake Reaction Times of Unalerted Drivers, ITE Journal March 1989
  4. (4) Nancy L. Broen., et al.: Braking response times for 100 driver in the avoidance of an unexpected obstacle as measured in a driving simulator: Proceedings of the human factors and ergonomics society 40th annual meeting, 1996
  5. (5) 藤田ら:レーダーブレーキシステム,自動車技術会 学術講演会前刷集,No.186 (1994) 9437845

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.13 No.1 収録 (159 - 166)

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引用情報

小高 賢二, 杉本 洋一, 小田部 誠, 市川 章二, 浦井 芳洋.
追突速度低減システムの開発
Honda R&D Technical Review Vol.13 No.1 pp.(159 - 166)2001.
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