車体の軽量化を目的にドアトリムの射出成形用樹脂基材として発泡PP樹脂を開発した.この材料は基材を形成するPP樹脂と発泡剤マスタバッチを混練して成形する.基材を形成するPP樹脂は樹脂投入量を削減するために流動性を高くし,比重を下げるために非強化とし,更に衝撃性を向上させるためにゴムを添加した.また,発泡剤は発泡セルの均一性,型の汚染性及び作業環境等を考慮して選定した.発泡剤の配合比は製品の剛性と低温衝撃性のバランスを考慮して決定した.その結果,従来のドアトリム基材に比べて約25%の軽量化が達成できた.
Honda R&D Technical Review Vol.12 No.2 収録 (181 - 186)