要旨
ショットピーニングを応用したピストンしゅう動面の表面改質によるしゅう動抵抗低減技術を開発した.これは被加工物表面に,中心粒径φ40μmの略球形セラミックビーズを圧縮エアと共に秒速100m以上の高速度で衝突させ,表面に無数の微細なくぼみを附与し,油膜保持性向上をねらったものである.これによりエンジン単体での摩擦損失出力を2~2.6%低減する事ができた.この処理の効果持続性の検証としてエンジン単体での長時間運転試験を実施し,長時間運転後においても,実しゅう動部にくぼみが残存していることを明らかにした.又,本処理がピストン焼付きタフネス向上に有効であることも明らかにした.
参考文献
- (1) 青木薫,梶原滋正,佐藤浩光,山本善夫:モータ式ハイブリッドパワートレインの開発,自動車技術会学術講演会前刷集,98-99, p.9-12 (1999)
- (2) 福尾幸一,藤村章,斉藤政昭,角田和彦,瀧口士郎:超低燃費ハイブリッドカー「インサイト」の開発,HONDA R&D Technical Review, Vol.11, No.2, p.1-8 (1999)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.12 No.2 収録 (93 - 98)
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引用情報
荻原 秀実, 城戸 智之, 山田 裕, 村田 雅史, 小林 重実.
表面改質によるエンジンのしゅう動抵抗低減技術
Honda R&D Technical Review Vol.12 No.2 pp.(93 - 98)2000.
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