要旨
車体の軽量化を目的にボデーパネル用樹脂材料としてABS/PA6ポリマアロイを開発した.この材料はこれまで報告されている樹脂材料に比べて,①外観品質や②寸法安定性と耐衝撃強度とのバランスについて改良した材料である.外観品質は『ひけを許容する基準』を設定し,それを満足するようにABS樹脂とPA6の比率を調整した.ひけに効果的なABS樹脂の比率は50%以上であった.寸法安定性と耐衝撃強度とのバランスには充てん剤の種類や量が重要であった.目標の達成には粒径2μmのタルクが効果的であった.フロントフェンダでは鋼板製に比べて45%の軽量化を達成した.
参考文献
- (1) Fujimori, Y. et al., SAE Paper 840267
- (2) Polyfile, No.1, p.15-26 (1999)
- (3) 藤森義次,大庭敏之ほか,これからの自動車材料・技術-プラスチック材料編-,東京,大成社,1998,p.72-81
- (4) プラスチック加工技術便覧編集委員会,プラスチック加工技術便覧,東京,日刊工業新聞社,1984,p.167-177
- (5) 武田邦彦ほか,エンジニアのためのプラスチック材料工学,東京,(株)シグマ出版,1997, p.73
- (6) 中條澄,エンジニアのためのプラスチック教本,東京,(株)工業調査会,1997, p.107-112
- (7) プラスチック成形加工用語辞典編集委員会,プラスチック成形加工用語辞典,東京,(株)工業調査会,1990, p.400
- (8) (社)日本塑性加工学会,プラスチック成形加工データブック,東京,(社)日本塑性加工学会,1988, p.9
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.12 No.1 収録 (183 - 188)
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引用情報
竹内 淳.
ボデーパネル用ABS/PA6ポリマアロイの開発
Honda R&D Technical Review Vol.12 No.1 pp.(183 - 188)2000.
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