要旨
フライホイールバッテリ用のロータとして,達成しうるエネルギー密度の高さから炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のフィラメントワインディング成形を選択した.この成形方法で問題となる層間はく離を防止するために,高弾性CFRPリング+中弾性CFRPリング+アルミニウムリングという構成の圧入マルチリング構造を採用した.安全率を2.0と設定して各リングの材料,寸法の最適化を図ったロータを設計,製作した.70000rpmまでの回転テストを行い,安全率2.0が確保されていることを確認すると共に,50000rpmまでのひずみ測定を行うことで,設計手法の正しさを立証した.
参考文献
- (1) 白鳥英亮ほか:円周方向繊維強化形回転円板の回転強度,日本機械学会論文集(第1部),43巻371号,p.2473-2483 (1977)
- (2) 邉吾一ほか:繊維強化回転円板の最適積層について,日本機械学会論文集(A編),45巻393号,p.505-515 (1979)
- (3) 野口祐成:繊維強化プラスチック製畜エネルギ用フライホイールの設計と試作,日本産業技術振興協会技術資料,No.122, p.45-54 (1982)
- (4) 小貝一夫ほか:エネルギ貯蔵用FRPフライホイールに関する研究,石川島播磨技報,第22巻第5号,p.1-6 (1982)
- (5) 筒井康賢ほか:複合フライホイールの最適設計への一提案,日本機械学会論文集(A編),49巻443号,p.812-817 (1983)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.12 No.1 収録 (85 - 92)
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PDF 822KB
引用情報
小林 裕幸.
フライホイールバッテリ用CFRPロータの開発
Honda R&D Technical Review Vol.12 No.1 pp.(85 - 92)2000.
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