要旨
次期大衆車の開発において,振動騒音および乗り心地性能を大幅に向上し高い競争力を得るために,新たなエンジンマウントシステムを開発した.基本形式として防振性能に優れるトルクロッド式慣性主軸型を採用し,さらに性能を最大限引き出すためのシステム特性として,(1)こもり音・エンジンノイズ低減のための防振性能を向上するロッド伝達特性,(2)アクセルペダル操作にともなうギクシャク振動を改善するロッド取付け方向,(3)乗り心地向上のためのエンジン剛体振動モードのコントロール,(4)エンジンノイズ低減のためのマウント点動剛性のそれぞれに対し指針を与える.これらのシステム特性を満足することにより,高い競争力を持つ大衆車プラットフォーム用エンジンマウントシステムとする事ができた.
参考文献
- (1)比留間政雄,野中繁治,加藤裕治,野口好洋,伊神肇:直噴ディーゼルエンジン搭載車の振動騒音低減技術,Honda R&D Technical Review, Vol.16, No.2, p.121-126
- (2)久野陽一,成瀬利孝:FWD 車パワープラント慣性主軸支持マウントの最適化開発,MAEテクニカルレポート,No.9(2000)
- (3)Ishihama, M., Satoh,S., Seto, K., Nagamatsu, A.:Vehicle Vibration Reduction by Transfer Function Phase Control on Hydralic Engine Mounts, JSME International Journal, Series C, Vol.37, No.3(1994)
- (4)片桐好浩,矢谷浩,伊神肇,齋藤浩之,白木達也,大森生雄:MT車加速時の前後振動の研究,Honda R&D Technical Review, Vol.15, No.2, p.139-144
- (5)河辺啓行,金井良一,石松喜代司,本井雅人,児玉敦:加減速時の車両前後振動の低減,SUBARU Technical Review, Vol.30(2003)
- (6)酒井竜英,宮原哲也:ハイブリッドCAE技術を適用した新型アコードのエンジンノイズ低減,自動車技術会,学術講演会前刷集,No.86-02
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.17 No.2 収録 (90 - 95)
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引用情報
柳瀬 浩, 田村 勉, 高林 宏幸, 池畑 澄人.
大衆車用エンジンマウントシステムの振動騒音低減技術
Honda R&D Technical Review Vol.17 No.2 pp.(90 - 95)2005.
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