要旨
汎用エンジンでは,一般にエンジン回転数を一定に保つことが要求されるため,ガバナ機構が装備されている.しかしながら,搭載される用途が多種多様であるうえ,運転条件によって制御対象であるエンジンの動特性が変化する.このため,従来の機械式のガバナでは,搭載される用途や運転条件ごとに,スプリングの変更やアイドル調整が必要であり,また,PID 制御による電子ガバナではゲインの調整が必要となっていた.そこで,適応機構をガバナに取り入れることで,調整の要らない適応制御型電子ガバナシステムを実現した.また,機構部に非線形ギヤ機構を採用し,スロットル全閉近傍の分解能の確保と,開閉時間の短縮という相反する要素の両立を実現した.その結果,制御システムを複雑にすることなく,アイドル領域でのエンジン回転の安定性と,エンジン負荷の急激な変動に対するレスポンスを確保できた.
参考文献
- (1)五味努:内燃機関,p.214-215(1985)
- (2)寺尾満,金井喜美雄:ロバスト適応制御入門,p.109-113(1993)
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著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.17 No.2 収録 (58 - 64)
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引用情報
福嶋 友樹, 松田 迅人, 新荻 義久, 谷口 洋一.
汎用ガソリンエンジンの適応制御型電子ガバナシステム
Honda R&D Technical Review Vol.17 No.2 pp.(58 - 64)2005.
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