CFRPプロペラシャフトの開発

要旨

軽量素材である炭素繊維強化樹脂(以下CFRP)を用いたプロペラシャフトを開発し,新型LEGENDに採用した.異方性材料である炭素繊維(CF)の特性を活かすために,フィラメントワインディング製法を用いてCFRPチューブを製造した.チューブのねじり強度を確保するため,CFの巻き角度は30度とした.接合部については,他の金属部位に対して,強度・耐久性に余裕を持たせた設定となるよう,チューブと金属スブシャフトの圧入代を最適化した.スタブシャフト圧入部の構造を工夫することで,軸方向の所定の荷重にてチューブを破壊させ,実車として衝突時の衝撃吸収性能を確保した.本開発のCFRPプロペラシャフトでは,従来の鋼管製プロペラシャフトに比べ30%の軽量化を実現した.

参考文献

  1. (1)山根保夫,桜庭智裕:CFRPによる軽量フードおよびリアスポイラの開発,Honda R&D Technical Review, Vol.15, NO.1, P209-214
  2. (2)川原田,関山他:新開発コンポジットプロペラシャフトの紹介,トヨタテクニカルレビュー,Vol.43, NO.2号
  3. (3)特公平9-175202【発明の名称】車両用プロペラシャフト

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.17 No.1 収録 (46 - 49)

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引用情報

桜庭 智裕, 和田 伸二, 甲斐 俊之介, 杉浦 泰史.
CFRPプロペラシャフトの開発
Honda R&D Technical Review Vol.17 No.1 pp.(46 - 49)2005.
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