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船外機直接冷却システムの2系統化によるノック限界の向上

要旨

海や河川の水を吸い上げて直接エンジン冷却に使用し,それを再び海や河川に戻すという形態で冷却を行う船外機エンジンにおいてノック限界向上を目的として,冷却性能を改善する研究をおこなった.この研究では,従来の冷却形態である1系統方式と,シリンダヘッドとシリンダブロックを独立させそれぞれにサーモスタットを配して温度コントロールする2系統方式の二つの方式について試験した.試験は全負荷運転でおこない,冷却性能はシリンダヘッドのウォータジャケット内の冷却水温度,ノック限界点火時期については点火プラグに装着するプラグ座型燃焼圧センサーによる指圧波形により測定した.その結果,2系統方式では従来方式に比べてノック限界が約8deg向上することが確認された.

参考文献

  1. (1)Kobayashi,H., Yoshimura,K., and Hirayama,T.: A study on dual circuit cooling for higher compression ratio, IMechE/SAE, International Conference on Fuel Efficient Power Trains and Vehicles London, C427/84, p151-158 (1984)
  2. (2)山田敏生,古野志健男,神田睦美,岩下義博,横井豊,片桐治郎:冷却系改良によるノック改善,自動車技術会秋季学術講演会前刷集902 Vol.1, p.189-192(1990)
  3. (3)石田宜之:システム設計とエンジン性能,高性能エンジンとは何か,東京,グランプリ出版,1991, p.210-216

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.16 No.1 収録 (121 - 126)

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引用情報

福田 芳彦, 田和 寛基, 牧瀬 篤生.
船外機直接冷却システムの2系統化によるノック限界の向上
Honda R&D Technical Review Vol.16 No.1 pp.(121 - 126)2004.
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