燃料電池乗用車 Honda FCXへの搭載を目指し,電気二重層キャパシタ用電極体の開発を行った.電極の主材料となる活性炭の細孔制御および電極密度の向上により,電極体積あたりの静電容量17.6F/cm3を達成し,導電性接着剤組成の最適化により電極面積抵抗率6.7Ω・cm2を達成した.また電極製造プロセスにおいて,キャパシタの耐久性に影響する有機不純物の残留を抑制することで,耐久性に優れるキャパシタ用電極体を実現した.これにより,キャパシタセルとして,静電容量1350Fおよび内部抵抗2.5mΩを達成し,燃料電池乗用車Honda FCXに搭載が可能な,耐久性に優れたキャパシタセルの作製が可能となった.
Honda R&D Technical Review Vol.15 No.1 収録 (37 - 44)