ATV足まわりレイアウト支援システムの構築

要旨

ATV(全地形用車両:All-Terrain Vehicle)の足まわりの設計では,ホイールのストロークにより車両の姿勢が変化したときのジオメトリー変化や各ジョイントの揺動角など40項目以上をレイアウトの段階で検証する必要がある.これまでは検証項目によってツールを複数使用する必要があり,効率的な仕様検討ができていなかった.これに対して今回CADに組み込まれた機構解析とレイアウト支援ツールを統合し,CAD上のレイアウトと連動して検証できるシステムを構築した.加えてCADに組み込まれた非線形解析を利用して車両の姿勢が変化した際のゴム部品の変形を計算することで,ゴム部品の変形を考慮したクリアランスの確認を可能としている.これによりATV足まわり設計におけるレイアウトの精度向上と工数削減が実現できた.

参考文献

  1. (1)堀良昭,関文三,鈴木秀明,中村道郎,工藤一浩:実用ATV「RINCON TRX650FA」の紹介,Honda R&D Technical Review, Vol.15, No.1, p.59-68
  2. (2)小倉潤司,小野賢二,織本幸弘,加賀実康,笠井康宏,加藤和彦,加藤修一,児玉貴志,土井偉,中之薗晴彦,中屋一正,浜村紀夫,早坂義広,政村辰也,嶺川一光,矢野勝久:第2章 サスペンション,自動車技術ハンドブック「設計(シャシ)編」,自動車技術会,p.7-47(2005)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.20 No.2 収録 (76 - 81)

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引用情報

田村 和丈, 中村 豊一.
ATV足まわりレイアウト支援システムの構築
Honda R&D Technical Review Vol.20 No.2 pp.(76 - 81)2008.
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