新型ACCORD用 2.4L i-VTECエンジンの開発

要旨

高出力と低排出ガスとの両立をねらいとして2008年モデルACCORD用2.4L直列4気筒i-VTECガソリンエンジンを開発した.このエンジンのi-VTEC機構は,インレット側,エキゾースト側それぞれ異なる回転数にてバルブタイミングを切換えできる進化したVTEC機構を採用している.エキゾースト側は低回転運転時には1バルブを休止させ,排気ガスの流動を高め,後燃えを促進することによって触媒温度を上昇させた.さらに1バルブを休止することによって排気干渉が低減され低速トルク向上効果も得られた.インレット側はカムシャフト位相連続可変機構と組合せ,低回転高回転側それぞれに最適なバルブタイミングを設定した.この新VTEC機構の採用に加え,エキゾーストマニホールド一体シリンダヘッド,直下触媒をはじめとする新技術を採用した結果,最高出力142kW,最大トルク220Nmとクラストップレベルの高い動力性能を達成しつつ,従来モデル同等のUS LEV II SULEV規制適合の低排出ガス化,低燃費の両立を実現した.

参考文献

  1. (1)新里智則,林有登:新型2.0Lリーンバーンエンジンの開発,HONDA R&D Technical Review, Vol.12, No.2, p.45-54
  2. (2)北川浩,三部敏宏,岡松和則,安井裕司:「ACCORD SULEV」用極超低エミッションシステム,HONDA R&D Technical Review, Vol.12, No.2, p.37-44
  3. (3)瀬古一行,多賀渉,鳥居建史,中村聡,秋間和洋,関谷明堂:新型CIVIC用1.8Li-VTEC エンジンの開発,Honda R&D Technical Review, Vol.18, No.1, p.8-15

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.20 No.1 収録 (25 - 32)

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引用情報

川口 良太, 山本 一哉, 萱場 貴, 小島 禎夫, 新開 孝裕, 浅芽 広一郎.
新型ACCORD用 2.4L i-VTECエンジンの開発
Honda R&D Technical Review Vol.20 No.1 pp.(25 - 32)2008.
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