自動車室内の空気質を改善するために,アセトアルデヒドとトルエンの揮発量が少ないダストシーラを開発した.このダストシーラは,従来の材料と比較して,アセトアルデヒド揮発量を90%以上,トルエン揮発量を45%以上削減することができた.配合原料としては,ベース樹脂にアクリル樹脂とウレタン樹脂を使用し,また,トルエンを含まない希釈剤を使用した.一方,製造方法としては,ダストシーラ各原料の製造過程からトルエンを全廃し,原料中にトルエンが残留することを防ぎ,また,ダストシーラ製造工場内でのトルエン含有溶剤の使用を禁止し,工場内の空気中のトルエン濃度を一定の基準値以下で管理した.
Honda R&D Technical Review Vol.19 No.2 収録 (61 - 65)