要旨
Hondaは1998年より量産している天然ガス自動車CIVIC GXを2006年モデルとして開発し,新たなCompressed Natural Gas(CNG)エンジンを開発し搭載した.この新型エンジンは,出力をさらに向上するべく,排気量の拡大と可変管長吸気マニホールド採用により15%の出力向上を達成した.また,吸気弁遅閉じによるポンピングロス低減と,気体燃料の特性を生かした吸入行程噴射の組み合わせにより,エンジン単体燃費は4%向上した.排出ガス低減対策として,排気マニホールド一体シリンダヘッド,直下2ベッド触媒の採用により,貴金属量を約30%削減しつつAdvanced Technology Partial-Zero Emission Vehicle(ATP-ZEV規制)に適合した.車両大型化による重量増加にかかわらず,FTP highway modeでは15%の燃費向上を実現し,Combinedでも同等の燃費を達成した.
参考文献
- (1)瀬古一行,多賀渉,鳥居建史,中村聡,秋間和洋,関谷明堂:新型CIVIC用1.8L i-VTECエンジンの開発,Honda R&D Technical Review, Vol.18, No.1, p.8-15
- (2)瀬古一行,林有登,中嶋摩沙洋:i-VTEC吸気弁遅閉じ機構による燃費改善技術,Honda R&D Technical Review, Vol.18, No.1, p.88-93
- (3)戸田琢士,松木正人,大森忠信,山本裕司:Civic GX用1.7L CNGエンジンの開発,Honda R&D Technical Review, Vol.14, No.1, p.49-56
- (4)新井作司,村石忠:ホンダ圧縮天然ガス専用乗用車,HONDA R&D Technical Review, Vol.9, p.17-24
- (5)渡辺生,河野昌平,倉田眞秀,古賀響:汎用高膨張比エンジンの研究,Honda R&D Technical Review, Vol.18, No.1, p.81-87
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.18 No.2 収録 (116 - 124)
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引用情報
中島 進, 後藤 博之, 渡辺 修, 松永 俊英, 中島 寛明, 中嶋 摩沙洋.
新型CIVIC GX用1.8L CNGエンジンの開発
Honda R&D Technical Review Vol.18 No.2 pp.(116 - 124)2006.
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