小型二輪車のO2フィードバックシステム専用のO2センサを開発した.小型二輪車用O2センサとしては小型,低コスト,低消費電力が求められており,その実現のため細型プロテクタ,ヒータレス,キャップ,ボデーアースなどの構造を採用した.この結果として従来のセンサに比べて体積57%低減,質量43%低減,センシング部投影面積79%低減の小型化を実現し,部品点数削減による低コスト化,さらにはヒータレスによる低消費電力化を併せて実現した.また,センシング部の小型化により排気抵抗の低減によるエンジン出力及びスロットルレスポンスの向上が可能となり,センサの搭載自由度を高めた.また,本センサ搭載での完成車のエミッション性能として,EURO3モードエミッション規制値を達成した.
Honda R&D Technical Review Vol.18 No.2 収録 (82 - 86)