小型電動コミュータスクータの研究

要旨

小型電動スクータの研究にあたり,都市内の短距離移動に的を絞り,実用性を考慮した航続距離を設定した.小型,軽量でかつ必要十分な動力性能を確保するため,高エネルギー密度型Ni-MHバッテリーを採用し,インバータ,モータおよび一段減速器を一体配置したモジュール型パワーユニットを構成した.さらに小型化による操縦安定性の低下を抑制すべく,部品配置の最適化により前輪分担荷重を確保した.また,従来と同等の乗車姿勢,低いシート高とフロア幅の最小化による足付き性と取回し性の確保,レバー型アクセルの採用によってユーザ利便性を向上させた.その結果,クリーンさ,静かさ,スムーズさなどの魅力を持ち,フラットフロアタイプで全長1 285 mm,質量44 kg,15 kmの航続距離,実用的な操縦安定性を持ち,エントリーユーザにも簡単に扱うことのできる小型電動スクータを実現した.

参考文献

  1. (1)仙台都市総合研究機構:自転車利用に関する市民アンケート調査平成14年度版,p.20-21(2003)
  2. (2)社団法人日本自動車工業会:二輪車市場動向調査平成15年度,p.28(2004)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.18 No.2 収録 (21 - 27)

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引用情報

本田 聡, 畑中 薫, 古田 慎司.
小型電動コミュータスクータの研究
Honda R&D Technical Review Vol.18 No.2 pp.(21 - 27)2006.
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