要旨
車室内の揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds: VOC)の低減対応とフィルムの保持性向上に加え,現状の作業性と作業安全性を考慮した60℃吐出タイプのシーラを開発した.吐出性確保のため添加していた溶剤分を削減した上で,主成分であるゴム成分を従来のブチルゴムから部分架橋スチレンブタジエンゴム(SBR1)にすることにより熱間時のチクソ指数が上がり,60℃吐出と熱間時のフィルム保持を両立させた.また,未架橋スチレンブタジエンゴム(SBR2)を併用することにより,耐熱耐久性を向上させた.本開発は,2007年4月より適用される車室内VOC 低減に対する自主取り組みの基準値をクリアすることに寄与する.
参考文献
- (1)島健太郎:機能性接着剤・粘着剤市場,シーエムシー,p.192(1995)
- (2)特開平02-86871
- (3)日本接着学会編:接着ハンドブック,日本接着学会,p.883-889(1996)
- (4)Donatas, S.: 粘着技術ハンドブック,日刊工業新聞社(1997)
- (5)日本ゴム協会編:新版 ゴム技術の基礎,日本ゴム協会,p.99-101(1999)
- (6)車室内VOC 低減に対する自主取り組み,(社)日本自動車工業会ニュースリリース(2005)
- (7)車室内VOC低減に対する自主取り組み,JAMAレポート,NO.98(2005)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.18 No.1 収録 (172 - 176)
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引用情報
長谷川 清, 谷口 正将.
低VOCドアホールシール用シーラ材の開発
Honda R&D Technical Review Vol.18 No.1 pp.(172 - 176)2006.
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