要旨
USのPZEVエバポエミッション規制に適合した樹脂製燃料タンクシステムを開発し,新型CIVIC-IMAに搭載した.樹脂製燃料タンクシステムの各構成部品の中で透過量の多い,タンクシェル・樹脂チューブ・ポンプシール部材・溶着子部品について燃料透過量低減技術を検討した.樹脂製燃料タンクシェルの低透過層に用いる材料として,エチレン含有量を24mol%としたEVOHを採用し,燃料透過量は従来比1/5 以下を達成した.樹脂チューブに用いる低透過材料としては,チューブ機能に必要な柔軟性を持たせるために,エラストマを加えてアロイ化した変性PPSを採用した.チューブ単体の燃料透過量は,従来比1/10以下を達成した.その他,ポンプシール部材,溶着子部品材の低透過化などの採用により燃料タンクシステムとして54mg/dayの規制値に対してPhase III燃料を用いた測定で,54mg/day以下を達成した.
参考文献
- (1)Staff Presentation, January25, 2001 ZEV Hearing (Air Resources Board January 2001)
- (2)小松泰典:自動車用樹脂製燃料タンクシステムの燃料透過防止技術,プラスチック成形加工学会,要旨集,p.51-52(2005)
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- (4)岩崎博四ほか:エチレン-ビニルアルコール共重合フィルムの気体透過性,高分子論文集,Vol.34, No.11, p.785-791(1977)
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- (8)Satoh,T., et al.: Development of a Gasoline-Fueled Vehicle with Zero Evaporative Emissions, SAE Paper, No.2000-01-2926(2000)
- (9)安田武夫,エンジニアリングプラスチックの基本知識,プラスチック成形技術,第17巻,第9号(2001)
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著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.18 No.1 収録 (160 - 165)
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引用情報
中村 忠久, 仲井 俊顕.
PZEV法規に適合した樹脂製燃料タンクシェルと樹脂チューブ材の開発
Honda R&D Technical Review Vol.18 No.1 pp.(160 - 165)2006.
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