要旨
一般家庭向け中型ハイブリッド除雪機に電子ガバナ付エンジンを搭載し,除雪能力の向上,操作性の向上,さらに,燃費向上を目指した電気制御システムの開発をおこなった.効率よく,きれいに除雪をおこなうには,作業負荷を適切に制御し,エンジンの回転数を一定に保つことが必要である.本開発の負荷制御では,電子ガバナより得られるエンジンのスロットル開度を,エンジン負荷を検出するパラメータとして用いている.これにより,負荷制御に必要なリアルタイムでの車速制御が可能となった.実際の除雪作業を想定した同一面積の除雪作業において,従来のハイブリッド除雪機に比べ22%の燃費向上に寄与する結果を得た.さらに,使い勝手に応じたモード制御を設定し,従来の除雪機では手動でおこなっていたエンジン回転数調整や車速調整を自動化した.これにより,初心者でも簡単に使える除雪機を実現した.
参考文献
- (1)花房実美,脇谷勉,山本隆弘,乾勉:ハイブリッド除雪機「HS1390i」の開発,Honda R&D Technical Review, Vol.14, No.1, p.31-38
- (2)伊藤慶太,本田宗平,斉藤照幸,倉田眞秀,直江学:電子制御汎用エンジンiGX440の開発,Honda R&D Technical Review, Vol.17, No.2, p.44-51
- (3)福嶋友樹,松田迅人,新荻義久,谷口洋一:汎用ガソリンエンジンの適応制御型電子ガバナシステム,Honda R&D Technical Review, Vol.17, No.2, p.58-64
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掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.18 No.1 収録 (51 - 56)
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引用情報
脇谷 勉, 川上 俊明, 清水 則和, 山崎 信男.
電子ガバナ付エンジン搭載除雪機の制御システム開発
Honda R&D Technical Review Vol.18 No.1 pp.(51 - 56)2006.
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