アキシャル型モータの研究

要旨

高トルク密度化をねらい,アキシャルギャップ型モータの研究をおこなった.トルク発生面を拡大するためにロータの両面を有効に利用できる対向ステータ型において,軸方向に磁化方向を持つ主磁石と周方向に磁化方向を持つ補助磁石と積層電磁鋼板とを組み合わせ接着固定した磁石埋め込み型ロータとすることで,容積当りのトルク密度をラジアル型モータのプラス50%程度にできることを確認した.また,この接着固定を基本とするロータ構造の製法課題に対して,ヨークの製法には捲回積層手法を採用し,磁石を挿入して磁気回路部を一体化した後,その内外周に非磁性強度部材であるリングを締め代嵌合で固定するという新構造を開発した.この構造において,十分な強度と剛性を持つことを確認するとともに,接着型製法に対してモータ効率もほぼ同等であり,最終的にはラジアル型モータに対して1.34倍の容積トルク密度を達成することが確認できた.

参考文献

  1. (1) Aydin, M., Huang, S., Lipo, T. A.: Axial Flux Permanent Magnet Disc Machines: A Review, In Conf. Record of SPEEDAM, p.61-71(2004)
  2. (2) Halbach, K.: IEEE, Trans., NS26 (1979), 3882, NIM169 (1989) 1 NIM 187 (1981) 109 NIM198 (1982) 213
  3. (3) http://www.pasj.jp/web_publish/lam28/proceedings/WP-45.pdf
  4. (4) 森本茂雄,上野智広,武田洋次:埋込磁石構造PMモータの広範囲可変速制御,電気学会論文誌D産業応用部門誌,第114巻6号,p.668-673(1994)
  5. (5) 日本工業規格 JIS G4304:2005,熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

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掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.23 No.2 収録 (57 - 62)

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引用情報

阿部 昇栄, 井上 順二, 石川 聡.
アキシャル型モータの研究
Honda R&D Technical Review Vol.23 No.2 pp.(57 - 62)2011.
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