要旨
アイドリング時に排気口から発生する,サイレンサ内部に溜まった凝縮水に起因する異音は,車両の商品性を低下させる要因となっている.異音の発生メカニズムの解明と防止検討を,サイレンサを模擬した可視化実験と1次元モデルの予測計算によりおこなった.その結果,排水異音はエンジンからの脈動圧と排気管の内部共鳴が要因となり,アウトレットパイプ内の粒子速度が最大となる箇所で水の膜が発生し管が閉塞した後,この水の膜が下流へ移動し,破裂する際に発生していることがわかった.また,異音防止のためにアイドリング時の排水性をよくするには,水の膜前後圧力差⊿Pを大きくとることが有効である.
参考文献
- (1) 日本機械学会編:改訂 気液二相流技術ハンドブック,コロナ社,604p.(2006)
- (2) 清水文雄:サイフォン管における気液二層流の流動解析,第18回数値流体力学シンポジウム,C7-4(2004)
- (3) 辰野正和:クント管内での噴水の形成,九州大学応用力学研究所所報,第128号,p.31-36(2005)
- (4) 松尾一泰:圧縮性流体力学,理工学社,p.29-31(1998)
- (5) 西川進栄,平岡克己:流体力学,培風館,p.105(1998)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.22 No.2 収録 (208 - 214)
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引用情報
松田 修, 徳永 道広.
サイレンサ排水異音メカニズムの研究
Honda R&D Technical Review Vol.22 No.2 pp.(208 - 214)2010.
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