ロックアップクラッチのファイン制御

要旨

MT車のようなダイレクト感のある走行フィーリングと燃費向上の両立を図るため,ロックアップクラッチ(以下LC)制御領域の拡大がAT制御のトレンドとなっている.多板ロックアップクラッチ式トルクコンバータ(以下多板LC 式TC),LCダイレクト制御回路を組み合わせ,実車走行状態に応じたLC 制御をおこなうことで,LCの応答性,冷却性,制御性を向上させ今回紹介するLCのファイン制御を実現した.このLC制御システムを採用することにより,従来スロットル開度の低い領域のみの適用であったLC領域を,高スロットル開度,低車速領域まで拡大することができた.その結果,0-100km/hまでの全開加速時間にして0.2secの短縮とUS06モードおよび実用燃費で約3%の燃費向上を両立させた.

参考文献

  1. (1)Abe, H., Tsuruoka, M., Muto, A., Kato, M., Fujiwara, H.: Development of Super Ultra Flat Torque Converter with Multi Plate Lock-up Clutch, SAE Paper, 2009-01-0141(2009)
  2. (2)安部浩也,高橋徹,鶴岡政昭,高野博:多板ロックアップ式超々偏平トルクコンバータ,Honda R&D Technical Review, Vol.21, No.1, p.107-112
  3. (3)丹羽研二:8速自動変速機の開発,自動車技術,Vol.62, No.3, p.53-57(2008)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.21 No.2 収録 (141 - 146)

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引用情報

武井 寛, 石川 豊, 齋藤 吉晴, 津幡 義道.
ロックアップクラッチのファイン制御
Honda R&D Technical Review Vol.21 No.2 pp.(141 - 146)2009.
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