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CVTベルト用金属リングにおける周長精密測定と不確かさ

要旨

CVTベルト用の金属リング単体の周長精度は,耐久性確保のためにマイクロメータオーダで管理されている必要がある.金属リングの周長測定は,周長マスタリングと検査対象である金属リングの微小な長さの差を実測することを原理としている.よって周長マスタリングには,高精度な計測法と不確かさ評価が求められている.紹介する測定手法では,周長マスタリングを二つのローラに掛け,ローラ中心間長さとリング巻きつき部のローラ半径を実測し,マスタリング周長値を定量化する.二つの測定は,高精度な三次元座標測定機を用いて高精度化を実現している.また,ローラ中心間長さとローラ半径における測定の不確かさは,それぞれブロックゲージとリングゲージの測定から定量化するものとした.ブロックゲージとリングゲージは寸法の不確かさが保証された長さ標準器であるため,本測定手法にもとづいた周長マスタリングの測定結果は,高精度で長さのトレーサビリティが確保されることになる.

参考文献

  1. (1)ISO/TS 15530-3:2004, Geometrical Product Specifications (GPS)-Coordinate measuring machines (CMM): Technique for determining the uncertainty of measurement- Part3: Use of calibrated work pieces or standards
  2. (2)JIS B0641-1 : 2001,製品の幾何特性仕様(GPS)-製品及び測定装置の測定による検査-第1部:仕様に対する合否判定基準
  3. (3)飯塚幸三:計測における不確かさの表現ガイド,日本規格協会,p.50(1996)
  4. (4)BIPM, IEC, IFCC, ISO, IUPAC, IUPAC, OIML: Guide to the expression of uncertainty in measurement, ISO First edition(1993)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.21 No.2 収録 (104 - 108)

論文PDF

PDF 117KB

引用情報

梅津 健太, 御子貝 浩良.
CVTベルト用金属リングにおける周長精密測定と不確かさ
Honda R&D Technical Review Vol.21 No.2 pp.(104 - 108)2009.
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