二輪車における後写鏡の視認性には法規制があり,その測定が必須である.これまでは,2次元CADで検討後,実機を試作し法規制の基準を確認してきた.しかし,二輪車特有の乗員乗車時の後写鏡の位置のずれによる後方視界への影響などにより2次元では十分な検討ができずに設計仕様決定が遅れていた.これに対し法規の前提条件をNewton-Raphson法および二分法を組み合わせ自動的に設定する機能を組み込み,3次元CADによるシミュレーションシステムを開発した.これにより設計レイアウト段階での判断が可能となり,レイアウトの早期熟成に貢献できた.
Honda R&D Technical Review Vol.21 No.1 収録 (136 - 141)