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オフロード二輪車およびATV用小型多層フューエルタンクの開発

要旨

米国EPAガソリン透過規制に対応して,オフロード二輪車・ATV(All Terrain Vehicle)用ポリエチレン樹脂多層燃料タンクを開発した.二輪車・ATV用タンクは複雑なくら型形状であり,かつ,インサートの溶着成形,外装デザインを採用しているため,ブロー製法で多層化するために次の四つの課題が発生し対応した.くら型形状を成形するために,ブロー成形時のプリブロー減圧技術により肉厚を均一化した.パリソンの耐ドローダウン性,インサートの耐溶損性とインサートの溶着性を両立する温度領域を見出してインサートの溶着強度を向上させた.ガソリン透過バリヤ材のEVOH用変性ポリエチレン接着剤の材料設計を見直して衝撃によるインサートの層間はく離強度を高めた.さらに金型転写の不足を隠すことが可能な金型の表面シボ形状を設定して外装タンクのデザイン要求を満たした.

参考文献

  1. (1)Kobayashi, A., Matayoshi, T., Kurata, K., Gotsu, H.: Development of a Small-Sized Multilayer Fuel Tank for Motorcycles and ATVs Complying with EPA Gasoline Permeation Controls, SETC2008, 2008-32-0041 (SAE) /20084741 (JSAE)(2008)
  2. (2)杉江健志:樹脂製燃料タンクの製造技術について,自動車技術,Vol.45, No.5, p.67-72(1991)
  3. (3)金澤聡:ポリエチレン樹脂-多層プラスチック燃料タンクへの展開,ポリファイル5月号,p.49-53,(株)大成社(2008)
  4. (4)金澤聡:プラスチック製燃料タンク-材料開発状況,自動車技術会春季学術講演会GIAダイアログテキスト,20064408, p.34-38(2006)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.21 No.1 収録 (129 - 135)

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引用情報

小林 昭仁, 又吉 崇裕, 倉田 幸, 五通 英三郎.
オフロード二輪車およびATV用小型多層フューエルタンクの開発
Honda R&D Technical Review Vol.21 No.1 pp.(129 - 135)2009.
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