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国内仕様ソーラー水素ステーションの実証試験結果

要旨

差圧式高圧水電解型ソーラー水素ステーションを埼玉県庁の敷地内に設置し,2年間の実証試験をおこなった.差圧式高圧水電解型ソーラー水素ステーションを埼玉県庁などの公共機関に引渡して実証試験をおこなう試みは,Hondaとしては初めてである.本実証試験では,高圧水電解システムで製造した水素を,埼玉県の公用車に利用される燃料電池電気自動車,FCXクラリティの燃料として供給し,データの収集ならびに解析を実施した.2年間の実証試験において,屋外での環境適合性と高圧水電解スタックの性能推移を確認した.また,水素品質が保たれ,常に安定した水素供給をおこなえることが実証できた.FCXクラリティに供給した全ての水素は,太陽電池からの電力のみでまかなうことができた.埼玉県庁で1台のFCXクラリティを運用したことにより,FCXクラリティを管理している部署の全公用車から排出されるCO2の削減効果は約16%となった.さらに太陽電池の電力を最大限活用することで,約41%のCO2を削減できる見込みである.

参考文献

  1. (1) 岡部昌規,中沢孝治,樽家憲司,判田圭:太陽電池を使った水素ステーション(SHS)の実証試験,Honda R&D Technical Review, Vol.20, No.1, p.67-73
  2. (2) 中沢孝治,長岡久史,武内淳,Frank Moburg,山下郁也,岡部昌規:差圧式高圧水電解型ソーラー水素ステーション(SHS2)の紹介,Honda R&D Technical Review, Vol.22, No.2, p.28-35
  3. (3) 長岡久史,吉田喜祐,David Cun,山下郁也,岡部昌規:差圧式高圧水電解型ソーラー水素ステーション(SHS2)の実証試験,Honda R&D Technical Review, Vol.24, No.2, p.72-78
  4. (4) 電気化学会編:電気化学便覧,第5版,p.155(2000)
  5. (5) http://www.honda.co.jp/soltec/cigs/index.html,2012/8/24
  6. (6) 武内淳,中沢孝治,吉田喜祐,伊藤潤,岡部昌規,山下郁也:国内仕様ソーラー水素ステーションの紹介,Honda R&D Technical Review, Vol.25, No.1, p.85-90
  7. (7) ISO14687-2: Hydrogen fuel – Product specification – Part 2, Type 1, Grade D

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.26 No.2 収録 (190 - 195)

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引用情報

吉田 喜祐, 三宅 葵.
国内仕様ソーラー水素ステーションの実証試験結果
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.2 pp.(190 - 195)2014.
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