要旨
自動車に搭載される電気,電子システムは,機能安全規格ISO26262への準拠が必要である.ISO26262では,安全性を証明するためのプロセスの実施,および成果物の作成が要求されている.一方で,ISO26262の基本はV字開発プロセスであり,開発全体の工数増加の有無は設計段階での構造と要求の定義に左右される.そこで,工数増加を抑制するための手段として,上流工程にあるシステム設計段階に着目し,モデルベース設計を用いたISO26262対応のシステム設計プロセスを構築した.その結果,規格に準拠するためのプロセスの実施,および成果物の作成を一連の作業で実施するとともに,モデルによる構造と要求の正確な定義を実現できるプロセスを構築できた.
参考文献
- (1) ISO26262: Road Vehicles – Functional Safety(2011)
- (2) 村上真,野村和範,久木隆,笠原康彦:パワープラント分野におけるシステムモデリング技術,Honda R&D Technical Review, Vol.22, No.2, p.99-105
- (3) http://www.omgsysml.org/
- (4) IEC61025: Fault tree analysis (FTA)(2006)
- (5) IEC60812: Analysis techniques for system reliability – Procedure for failure mode and effects analysis (FMEA)(2006)
- (6) IEC61882: Hazard and operability studies (HAZOP studies) – Application guide(2001)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.2 収録 (165 - 171)
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引用情報
相模 宏樹, 広中 慎司, 森 良司, 向井 拓幸.
モデルベース設計を用いたISO26262対応システム設計プロセス
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.2 pp.(165 - 171)2014.
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