要旨
既報(MBD実現に向けたエンジンプラントモデルと段階的システム同定環境の構築)で構築したプラントモデルを実装したHardware in the Loop Simulation環境に,パワープラント系制御開発に必要とされる最小構成のドライビングシミュレータ環境を追加した.これにより,モデルベース開発の上流工程における仮想車両テストに,最終工程における実車テストで得られる人の臨機応変な操作を取り入れる開発環境を構築した.構築したドライビングシミュレータを用いて,人によるドライバ操作を計測し,ドライバモデルでは得られない周囲のさまざまな状況に臨機応変に対応する人の操作を得られることを確認した.また,実際の制御開発への適用をおこない,日常の運転状況において発生する制御の課題の発見に役立つことを実証し,モデルベース開発の精度向上に役立つことを確認した.
参考文献
- (1) 藤本茂希,大高義行,小堂智史:MBD実現に向けたエンジンプラントモデルと段階的システム同定環境の構築,Honda R&D Technical Review, Vol. 24, No. 2, p. 120-127
- (2) Dagci, O., Pereira, N., Cherry, J.: Maneuver-Based Battery-in-the-Loop Testing – Bringing Reality to Lab, SAE Int. J. Alt. Power, No. 2013-01-0157(2013)
- (3) 中川真仁,安信誠二:動的障害物回避に注目した電動四輪車の知的自動運転システム,ファジィシステムシンポジウム講演論文集(CD-ROM),21巻,p. 9D4-3(2005)
- (4) 堀井泰聡,土居俊一:夜間運転時における歩行者視認性と運転行動の解析,デンソーテクニカルレビュー,Vol. 17, p. 103-108(2012)
- (5) 轟章:応答曲面法による非線形問題の最適設計入門,日本機械学会講習会(No. 99-73),p. 11-24(1999)
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.2 収録 (111 - 118)
論文PDF
PDF 1.8MB
引用情報
小堂 智史, 藤本 茂希, 小野 高志, 鈴木 哲也.
パワープラント系制御開発用ドライビングシミュレータ
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.2 pp.(111 - 118)2014.
引用情報をコピー
コピーしました