要旨
HF120ターボファンエンジンは,米国連邦航空規則に適合すると同時に,同等推力エンジンの中でトップクラスの燃費および推重比を達成した.これらの目標を達成するために,有限寿命設計に代表される特徴的な構造設計要件が設けられている.CAEによる形状の最適化や設計構造の工夫をおこなうことで,HF120を構成する部品が設計要件を満たし,連邦航空規則に適合することを確認した.本稿では,回転部品からはファンロータを例として挙げ,CFDや数値衝撃解析,固有値解析と実証試験を通して,どのように設計要件および連邦航空規則に適合していることを証明したのか詳細を述べる.さらに,静止部品からは低圧タービンステージ1ノズルを例として挙げ,軽量でコンパクト,かつ低燃費を実現するために採用された構造的特徴の詳細を述べる.
参考文献
- (1) Blade containment and rotor unbalance tests, 14 Code of Federal Regulations Part 33 Amendment 30 Section 33. 94
- (2) Bird ingestion, 14 Code of Federal Regulations Part 33 Amendment 30 Section 33. 76
- (3) Vibration test, 14 Code of Federal Regulations Part 33 Amendment 30 Section 33. 83
著者(所属)
掲載情報
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.2 収録 (27 - 31)
論文PDF
PDF 1.8MB
引用情報
池田 純一, 田中 貴文, 佐野 竜史.
HF120ターボファンエンジンの構造設計と検証
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.2 pp.(27 - 31)2014.
引用情報をコピー
コピーしました