軽量触媒コンバータ用材料の開発

要旨

触媒コンバータ用の材料として高温強度とプレス成形性に優れた高強度フェライト系ステンレス鋼HSS430CUを開発した.HSS430CUは,Type444に代表される既存の高強度フェライト系ステンレス鋼に通常添加される高価なMoを含有せず,C u添加により同等以上の高強度化を達成した材料である.この材料の特徴は,触媒コンバータに必要な加工性と強度を両立させたことにある.その手法としては,プレス成形前の素材の状態で高強度化に必要なCuを固溶させることで優れた加工性を確保し,車載後の部品の状態で排気ガスによる熱エネルギーを受けることにより,固溶していたCuがε-Cuとして微細に析出することで高い強度を確保している.この材料を2014年モデルFIT用触媒コンバータの構成部品に適用した際には,高強度化の特性を生かし板厚を20%以上薄肉化することができた.またその優れた加工性によって,これまで2ピースで成形していた部位を,一体成形することが可能となり,軽量化と同時にコストも低減することができた.

参考文献

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著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.26 No.1 収録 (61 - 66)

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引用情報

鈴木 治.
軽量触媒コンバータ用材料の開発
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.1 pp.(61 - 66)2014.
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