プリント基板におけるノイズ低減設計

要旨

車載電子機器から発生する高周波ノイズの低減を目的に,高周波信号の振舞いの原理,原則に基づいた基板設計手法を,基板設計ガイドラインとしてまとめた.電子回路の動作により発生した高周波ノイズをプリント基板の広範囲に伝搬させない,ノイズの周波数と共振しアンテナとなるノイズ放射源をつくらない,という基本的な考えを基に構築したものである.基板設計ガイドラインのノイズ低減効果を確認するために,FM帯に対するノイズ対策部品が多く実装されている情報処理Electronic Control Unitに,基板設計ガイドラインに沿ってプリント基板を再設計したものを試作し,プリント基板の差異によるノイズの低減効果の確認をおこなった.その結果,設計ガイドラインに沿って設計したプリント基板を使用した情報処理Electronic Control Unitには,FM帯以上の高周波帯域に最大約10 dBμV/mのノイズ低減効果があることが確認された.

参考文献

  1. (1) http://www.iri-tokyo.jp/joho/kohoshi/houkoku/h21/documents/n0924.pdf, 2009
  2. (2) 山田和謙,池上利寛,佐野秀文:放射エミッション測定方法(ALSE法),EMC入門講座,電波新聞社,p. 222-228(2009)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.26 No.1 収録 (55 - 60)

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引用情報

南保 貴志.
プリント基板におけるノイズ低減設計
Honda R&D Technical Review Vol.26 No.1 pp.(55 - 60)2014.
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