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四輪の試作レス開発に向けた外観品質確認ツールの開発

要旨

本テーマのねらいは,四輪の試作レス開発に向けた,より速く,簡単に,そして実物相当に判断できるツールの実現である.従来,意図的な演出効果により造形の魅力を表現したコンピュータグラフィックスによる評価が,多く行われている.試作レス開発においては,実物と同じ判断ができるコンピュータグラフィックス出力結果が必要であり,各人のスキルに依存せず,評価において高精度な結果を現実的な計算時間で出力を得なければならない.求められるコンピュータグラフィックス出力を適正な計算時間で達成するために,我々はコンピュータグラフィックスソフトウェアTotal Objective and Physical Simulationを開発した.このソフトウェアでは,環境や素材のパラメータの手動調整をやめ,現物から測定したデータのみを扱うこととした.加えて,計算手法としてモンテカルロ経路積分法を採用し,並列化を可能にすることで,Graphic Processing Unit並列演算に特化したシステムを構築した.これにより,測定データに基づいた物理的に正しい描画を,非常に高いパフォーマンスで実現した.

参考文献

  1. (1) Nicodemus, F. E., Richmond, J. C., Hsia, J. J, Ginsberg, I. W., Limperis, T.: Geometrical Considerations and Nomenclature for Reflectance, National Bureau of Standards monograph 161(1977)
  2. (2) Kajiya, J. T.: The rendering equation, Computer Graphics, ACM SIGGRAPH Computer Graphics, Vol.20, Issue 4, p.143-150(1986)
  3. (3) Whitted, T.: An improved illumination model for shaded display, Communications of the ACM, Vol.23, No.6, p.343-349(1980)
  4. (4) Ward, G. J., Rubinstein, F. M. W, Clear, R. D.: A ray tracing solution for diffuse interreflection, ACM SIGGRAPH Computer Graphics, Vol.22, Issue 4, p.85-92(1988)
  5. (5) Ward, G. J., Heckbert, P. S.: Irradiance gradients, Third Eurographics Workshop on Rendering, p.85-98(1992)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.25 No.2 収録 (93 - 98)

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引用情報

井出 大介, 齊藤 陵介, 久保 一.
四輪の試作レス開発に向けた外観品質確認ツールの開発
Honda R&D Technical Review Vol.25 No.2 pp.(93 - 98)2013.
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