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交通流改善およびエコドライブでのCO2削減ポテンシャルの推計

要旨

日本全国のフローティングカーデータの解析により,交通流改善とエコドライブの普及によってどの程度CO2削減ポテンシャルがあるかのケーススタディを試みた.使用したデータはエコアシストが搭載されているハイブリッド自動車のものであり,これまでの研究では運転回数を重ねると約10%の燃費向上があると報告されている.まず対象のフローティングカーデータを重回帰分析することで燃費を被説明変数とし,交通流とエコドライブに関する項を説明変数とする多項式を求めた.説明変数は現在の分布とエコドライブが普及し交通流が改善された想定条件の分布を設定した.その想定条件を多項式に反映することにより,現在と想定条件における燃費頻度分布を求め,その差からCO2の削減ポテンシャルを算出した.想定条件においては主に交通流改善により18%の燃費改善ポテンシャルが算出された.一方エコドライブは,エコアシストの約10%の改善に加え,1%の燃費改善ポテンシャルが算出された.さらにCO2削減ポテンシャルの3分の2が旅行速度30 km/h以下の走行での改善であることがわかった.

参考文献

  1. (1) 今井武,益田卓朗,石藤雄一郎,仙石浩嗣:低炭素社会実現に向けて,テレマティクスができること-先進のテレマティクスサービスによる環境への取り組み-,自動車技術会学術講演会前刷集,No.48-10,p.11-14(2009)
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  4. (4) 国土交通省道路局 地球温暖化防止のための道路政策会議:地球温暖化防止のための道路政策会議報告,p.22(2005)
  5. (5) エネルギーITS研究会,エネルギーITSの普及に向けて,p.24(2008)
  6. (6) 今泉秀俊,仙石浩嗣:フローティングカーデータの解析による交通流改善及びエコドライブでのCO2削減ポテンシャルの検討,第28回エネルギーシステム・経済・環境コンファレンス(2012)
  7. (7) 大口敬,片倉正彦,谷口正明:都市部道路交通における自動車の二酸化炭素排出量推定モデル,土木学会論文集,695巻,54号,p.125-136(2002)

著者(所属)

掲載情報

Honda R&D Technical Review Vol.24 No.2 収録 (128 - 134)

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引用情報

今泉 秀俊, 仙石 浩嗣.
交通流改善およびエコドライブでのCO2削減ポテンシャルの推計
Honda R&D Technical Review Vol.24 No.2 pp.(128 - 134)2012.
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